過干渉型毒親家庭で育つということ

スパルタ教育型・過干渉型毒親の支配下から逃れ、自由を手に入れるまで。

過干渉型毒親あるある・その① テレビ制限編

テレビ禁止・またはテレビの時間が制限される

過干渉型毒親あるあるが、テレビ禁止や、テレビ視聴時間の制限だ。もちろん、内容にも文句を付けられたりすることもある。

我が家の場合、母親はテレビの視聴時間にうるさく、一方父親は内容にうるさい。

これはどういうことかというと、

母:一週間に90分はTVを見ても良い。但し、一日30分を越えてはいけない。例えば、ドラマを見たければビデオに撮り、30分ずつ区切って別の日に見るべし。見る番組の内容については特に問わず。

父:テレビ時間を制限しなければならない、という信念があるかはわからないが、取り合えず母の教育方針に従う。TV内容にはうるさい。小6位の時に、私が見ていたアニメで、たまたま女キャラが男キャラを誘惑するシーン(とはいえ、日曜日の夕方にやっている程度だし、アニメなので大したことない)があり、たまたま居合わせた父は消せ、と言ってきた。

父自身は、稀に見る真面目人間であり、NHKの各種ドキュメンタリー等をビデオに撮りためていた(母の方針に従い、TVを点けないため)。バラエティやドラマ、音楽番組などは下らないと思っているタイプ。現在でも家に90年代からのビデオの山があるが、相変わらず仕事が多忙なのと、家にいる時は今放送中のドキュメンタリーを見るため、昔のビデオを見る余裕は無さそうだ。ちなみに、両親は、私達と弟高校を卒業するまではほとんどTVを見ていなかったが、最近は時々見ているようだ。

また、私には5歳離れた弟がいて、弟の小学受験、中学受験の年には、TV禁止となった。私が高三の時も、受験の年に、TVなんか見てるんじゃない!ってことでTV禁止になった。つまり、TV禁止の年が3年もあったということだ。

 

成績が良くても関係なし

そりゃぁ、TVばかり見て、勉強がおろそかになり、成績が下がってしまった場合には、一時的にTV禁止にするってのは教育上必要なのかもしれない。でも、私の場合は、常に成績は上位の方だった。弟だってそうだ。それに、受験の年だって、一日30分位なら気晴らしにTVを見たって悪影響は無いんじゃないの?また、100歩譲って自分の受験の高三の時はまだしも、弟の小学受験、中学受験で私までTV禁止を食らうのは何故?当時もTV禁止の無意味さについて色々と反論したけれど、彼らは、親の権力を振りかざす。そんなに逆らうなら小遣い無し、ラジオデッキ、カセットテープ、ビデオ(←いつか見ようと番組を撮りためていたビデオ)取り上げるわよ、と脅し、それでも食い下がると、本当に取り上げを執行する。特に母は鬼のように恐ろしかった。子供の気持ちなんて考えちゃいない。子供時代の楽しみなんて考えちゃいなかったのだ。そりゃそうだ、子供の気持ちを考えられる人間なら、毒親にはならないよね。

「TV見てるだけ」の時間は勿体無い!?

時々ネット上で見るのが、「食事中は家族での会話を大事にするため、食事中のTVは禁止(それ以外の時はTV見ても良い)」という家庭だ。ところが、うちはその逆。「TVだけ見る時間は勿体無いから、食事しながらTVを見なさい」というのが母の方針。でも、家族で楽しい会話があるわけでもなかったから、食事中にTVを見る事に関しては特に異存は無かった。